京都毘沙門堂 勝林寺と申します。
今朝は雪がちらちらと降っておりました。まだまだ寒さが厳しいです。
さて本日は勝林寺の境内にございます「梅」の花が満開になりましたのでお知らせいたします。梅はバラ科サクラ属の落葉高木です。
アンズの近縁種であり、容易に交雑する。野梅系の果実は小形で果実を利用する豊後系などの品種はアンズとの交雑により大形化している。
実は中国が原産で奈良時代に日本に伝えられたらしいです。 「万葉集」の頃は白梅が平安時代になると紅梅がもてはやされた。
花を観賞するほか、果実を梅干し、梅酒、梅酢、梅醤やジャムなどにして食用できます。また甘露梅やのし梅などの菓子や、梅肉煮などの料理にも用いられる。強い酸味が特徴であり、クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含むので健康食品としても販売されています。
中国では紀元前から酸味料として用いられており、塩とともに最古の調味料だとされている。日本語でも使われる良い味加減や調整を意味する単語「塩梅(あんばい)」とは、元々はウメと塩による味付けが美味くいったこと示した言葉です。
バラ科の葉や未成熟の青い果実、核の中の種子には青酸配糖体が含まれ、未熟な種子や腸内細菌の酵素により、シアンを生成する。これが胃酸により有毒性を発揮すると、痙攣や呼吸困難、さらには麻痺状態になって死亡するといわれている。胃酸や胃の消化酵素の分泌だけではシアンの生成は起こらないので、大量の種子をかみ砕いた場合を除いて誤摂取による中毒の危険は限られる。アンズの種子による重症例があるらしいです・・・一方、幼児が青梅の果肉を囓った程度では心配ないとされますが・・・念の為、食べられた場合はお医者さんに必ず診てもらいましょう・・・。
また、梅酒の青い実や梅干しの種の中身などは、アルコールや塩分、熱により酵素が失活し毒性は低下している。
実は・・・HEALING座禅体験にお出ししている梅干も実はこの梅の木の果実から作ってます!
ぜひ皆様もお近くまで来ましたら観にいらしてください。
勝林寺住職 合掌
先日お参りさせてもらった僧侶です。
蓮の話を聞かせてもらってありがとうございます。