ツワブキ

京都毘沙門堂 勝林寺と申します。今朝はかなり冷え込みました。皆様体調管理にはくれぐれも御注意ください。
もしかすると紅葉も早いかもしれませんね・・・東福寺の紅葉・勝林寺の紅葉もtwitterとブログで、できるだけお伝えしたいと思います。
さて、今回はボチボチ花が咲いてきました勝林寺のツワブキを御紹介致します。
ツワブキキク科 ツワブキ属
開花期:10月中旬~11月下旬
草丈:15~60cm
ツワブキの名前の由来は艶のある葉のフキ、すなわち艶葉蕗(つやばぶき)らしいです。
本州の暖地や九州、沖縄、中国、台湾などに分布する多年草で、厚みのあるフキのような丸い葉っぱを出します。葉の表面には光沢があり美しく、日陰でもよく育つので古くから庭園の下草として利用されてきました。晩秋に花茎を伸ばして一重の黄色い花を数輪~10輪程度咲かせます。花後はタンポポのような綿毛ができて風が吹くとタネが飛んでいきます。(去年、種を植えたら今年芽をだしましたよ。綿毛が飛んであちこちからも芽をだしています・・もしかすると数年後にはツワブキのお寺になってるかもしれません)
葉は緑単色のものだけでなく様々な形の斑のはいるものや、(斑入り種は明るい雰囲気になるので、シェードガーデンに取り入れてもよいのではないかと思います。)表面がくしゃくしゃと縮れたようになる獅子葉と呼ばれるものなどバラエティーに富んだ品種・変種があります。(写真は班入りです。他にも2種類植えてます。是非拝観の時に見つけて下さいね)鉢植えの場合、数年育てていると鉢の大きさに見合った大きさになるというおもしろい性質があります。例えば、小さな鉢に植えると出てくる葉も小さく、軸も短くなりミニ観葉植物のようなコンパクトな鉢植えになります。地植えにすると大人の手のひらより大きな葉になりますが、品種によっては小さな鉢で育てると親指大くらいの大きさまで小さくなるそうです。根の張れるスペースに応じて株の大きさを変えるのかもしれません。草丈が低く、大きな葉が放射状にたくさんでるのでグラウンドカバーにも利用できます。長く伸びた葉っぱの軸の部分は佃煮などに加工され食用となります。
非常に育てやすいので花の少ないこの時期に皆様も育ててみてはいかがでしょうか?

勝林寺住職 合掌

カテゴリー: 季節の花   パーマリンク

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