京都毘沙門堂 勝林寺と申します。
今日も京都はいい天気でした。しかしこの時期にしては少し暖かいかなと思います。
本日も拝観・坐禅体験にご参加くださいました皆様誠に有難うございました。
東福寺は多いですが、まだまだ勝林寺はご参拝者が少ないのでゆっくりしていただけると思います。
先日掃除をしておりましたら毘沙門堂から古ぼけた机が・・・なんと裏をみましたら「三聖寺常住」と書いておりました。
年号を調べてみましたら今から338年前の机です・・・。
三聖寺とは・・・
三聖寺の創建については史料が少なくはっきりしないが、天台宗であり弘長元年(1261)頃に覚空、弟子湛照により創建されたと考えられています。
文永4年(1267)頃、堂舎の造営は大体終っている状態と推測される。寺地は東福寺山内である。
元弘元年(1331)木板葺の三重塔婆を陶瓦に葺き替える。(「海蔵紀年録」)
明徳2年(1391)全山焦土に化す。ただちに再建に着手す。この伽藍は応仁文明の乱にも事なきを得て近世に伝えられるため、江戸期の地誌類から再興時の伽藍は推測できる。
即ち仏殿、仁王門、二天門、鐘楼、客殿、庫裏などが再興され、法堂、僧堂、衆寮、方丈、塔婆は再建に至らず。
その後、天正年中万寿寺が三聖寺中に移され、文化5年(1808)経蔵大破し取除き、明治31年仏殿、仁王門が老朽化のため取毀される。
勝林寺も三聖寺の色を受け継いでおります。
また三聖寺についてはブログにて書き込みいたします。
さて、今日の東福寺の紅葉は・・・
夕方に撮影した画像なので少し暗いです。
まだ見頃ではないですがいい感じに紅葉してまいりました。
明日も勝林寺秋の特別拝観いたします。10:00~16:00迄
皆様是非この機会に御来寺下さい。お待ちしております。
勝林寺住職 合掌