高砂百合(タカサゴユリ)

京都 毘沙門堂勝林寺と申します。今回は勝林寺の境内では今が見ごろの高砂百合(細葉鉄砲百合)を御紹介致します。
高砂百合(タカサゴユリ)は台湾原産で、沖縄の方言などで台湾を指す言葉「タカサング」から名付けられたいわれます日本へ種子が入ったのが大正12年。旺盛な繁殖力のために、今では西日本を中心に広く野生化しているようです。鉄砲百合(テッポウユリ)に似ていますが、鉄砲百合と比べて、葉が細い、花が細長い、花の外側が淡い紫褐色を帯びている、花期(8月)が少し遅い(テッポウユリの自然開花は6~7月)などの違いがあります。テッポウユリとの交雑で、両者の長所を併せ持つ「新テッポウユリ」という品種も作られているそうです。高砂百合(タカサゴユリ)は種子で繁殖します。花が終わると1輪につき1本、長さ10㌢ほどの細長い莢(さや)が出来ます。莢の中は6列に分かれていて、1列につき100~200個の種子がぎっしりと詰まっています。晩秋になると莢がはじけて種子が放出されます。種子はポテトチップスのような形で、風で運ばれます。ユリの中では最も成長が早く、条件がよければ実生(発 芽)から8ヶ月程度で開花します。 花言葉は「純潔、飾らぬ美」です。

勝林寺住職 合掌

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高砂百合(タカサゴユリ) への1件のコメント

  1. 匿名 より:

    本日(9/11)、座禅体験を出席させていただきましたものです。
    始まる前までは、15分も持つのだろうかと思いましたが、あっという間の15分×2セット、風と虫の音に身をゆだねる感覚が何とも言えない解放感を感じる事ができました。

    また、京都に伺いました折には、是非またお願いしたいと思います。

    どうもありがとうございました。

    素敵なお庭があるお寺で初の座禅を体験できてよかったです。

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