吉祥尊天

京都毘沙門堂 勝林寺ともうします。
今回は吉祥尊天についてお書き致します。(写真右)
吉祥尊天はヒンドゥー教の女神であるラクシュミーが仏教に取り入れられたものであり、ヒンドゥー教ではヴィシュヌ神の妃とされ、また愛神カーマの母とされます。
毘沙門天には、美しい妃があるとされています。
それは、美の神、幸福の神として知られている吉祥尊天です。
吉祥尊天は、繁栄・幸福・美・徳・富を顕す神とされ、別名を功徳天とも云われており、また、美女の代名詞として現代においても数多くの女性から尊敬を集め崇拝されている。
今では、七福神で唯一の女神は弁財天であるが、当初の紅一点は吉祥尊天であったと云われている。
夫婦共々福徳の神であり、毘沙門天と共に吉祥尊天をも拝めばその功徳は、真に広大無辺になるとされていいます。
また当寺の吉祥天は毘沙門天と一緒に祀られている事から縁結びなど恋愛全般にも御利益があると云われています。
江戸時代の京都の仏師「清水隆慶」作

御真言は臨済宗では「オン・シリヤエイ・ソワカ」

勝林寺住職 合掌

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